『・・・・・・絶対、世界を。守ると誓ったんだ』
どこからか響く、かつて聞いた声。
過去に人類を葬ろうとした時と同じ声。けれど今は違う。
それは、世界を守ると誓った、希望の声だった。
「!??」
アポカリプスに乗るライクレットが一番驚いただろう。
その声が、響くと共に異次元爆弾が小さくなっていく――――!
「一体!?どうしたんだ!?」
ガロード達が、ざわめく。
「見て!あいつの様子が・・・・!」
「・・・・!?どうした、アポカリプス!?何故動かない!!?」
アポカリプスが言う事を利かない…!?一体何故…!?
ライクレットの思考が追いつかず、焦りが見える。
そしてまたどこからか響く暖かい声。
『最後まで、生きて。』
ライクレットはその声がどこからするのかようやく気付いた。
そこは・・・
「!! 腹部に熱源反応だと!!?・・・まさか!!」
『・・・・・必ず、生きる。君の分も・・・・!!!』
アポカリプスの腹部から、飛び出してきたのは・・・・・
それは、美しく、羽ばたいた、純白の巨人。
[ 227/240 ]← →
INDEX
[しおりを挟む]