『・・・・・・絶対、世界を。守ると誓ったんだ』


どこからか響く、かつて聞いた声。
過去に人類を葬ろうとした時と同じ声。けれど今は違う。
それは、世界を守ると誓った、希望の声だった。

「!??」

アポカリプスに乗るライクレットが一番驚いただろう。
その声が、響くと共に異次元爆弾が小さくなっていく――――!

「一体!?どうしたんだ!?」

ガロード達が、ざわめく。

「見て!あいつの様子が・・・・!」

「・・・・!?どうした、アポカリプス!?何故動かない!!?」

アポカリプスが言う事を利かない…!?一体何故…!?
ライクレットの思考が追いつかず、焦りが見える。

そしてまたどこからか響く暖かい声。


『最後まで、生きて。』


ライクレットはその声がどこからするのかようやく気付いた。
そこは・・・

「!! 腹部に熱源反応だと!!?・・・まさか!!」


『・・・・・必ず、生きる。君の分も・・・・!!!』


アポカリプスの腹部から、飛び出してきたのは・・・・・
それは、美しく、羽ばたいた、純白の巨人。


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