空間が歪み、どよみ、異次元から大きな球体が現われる。
「これは・・・!?まさか、異次元爆弾・・・・!?」
リズナが、驚いたように声をあげる。
しかし、スリサズは
「ち、そんなの使わせるか!」
「そうだよ!!絶対使わせたりしないよ!!」
アンサズも、止めに入るが、異次元に発生したフィールドに阻まれる。
「もう遅いよ!!もうここまで来たら、誰にも止めれないっ!」
「リズナ、もう動けないのは分かってる。けど、力を貸してくれ!」
「ええ、もちろんよ!!」
リズナは最後の力を振り絞り、純白な翼を広げた。
「全てを受け止めし、慈愛の光。さぁ、闇を照らせ!シャイニングレイ!」
ヴァルキュリアが光り輝き、光の球体が呼び出される。
そして、居次元爆弾を取り囲む。
「ふん・・・、精霊神の力を行使した所で、全知全能である僕に敵うはずないよ?
それにもうそんなぼろぼろじゃ無理だよ、死に急ぐようなものさ」
「うるさいわね!!スリサズ、アンサズ今の内に!」
「わかってるよ!」
「もう限界だってのは分かってるさ!けど、最後までやってやる!ゲイム・システムフルコンタクト!」
「そうさ!もうこうなったら自棄だよ?ゲイム・システム起動!」
スリサズと、アンサズがゲイムシステムを起動させ、ライクレットに向っていく。
「さぁ・・・。おしまいだよ、今度こそ世界の終焉だ!!!!」
ライクレットは最終兵器である異次元爆弾をついに開放した。
シュヴァルツの言っていた事が本当ならこれが発動すれば確実に世界が終わる…
―――異次元爆弾が起動してしまうのだろうか
世界は終焉を迎えてしまうのか?
それとも、希望の光はまだあるのか?
[ 225/240 ]← →
INDEX
[しおりを挟む]