その言葉に全員は再び凍り付いた。
純白のベルゲルミルはもうその場にいない…
ウルズが自らを犠牲にしてまで倒そうとした神は、まだ健在でウルズは彼に取り込まれた。

恐らく取り込まれたという意味は、更にアポカリプスが強化された意味も含め最悪の状況だろう。

「どうしたんだい?切り札はもう残っていないのかな?そんな絶望に満ちた顔をして」

「ク・・・っ!!」

ガロードが、ハイパービームソードで切りかかる。

「諦めねえって何度言わせやがるんだ!」

しかし、逆に切り払われてしまう。

「ガロード・・・っ!!」

「お前なんかに、世界を俺達を好きにさせてたまるかぁーーっ!!」

ジロンが吼え、ウォーカーギャリアがフルパワーで突進するが・・・。

「く、ククク・・・!もうそんな状態じゃ無理さ!」

ライクレットは邪悪な笑みで笑い飛ばした。

「何を言ってるんですか!まだまだですよ!!」

ロランのガンダムハンマーを飛ばす。しかし、それも・・・。

「無駄無駄!・・・もう、うっとおしいなぁ・・・・。本当に終わりにしようか?」

ライクレットはそんな、諦めずまだ向かって来るニンゲンに溜息をつきアポカリプスの力を解放する。

空間が歪み始め…空が濁った。

――なら、その幸せをくれた人達にこれから沢山恩返しをしなくちゃっ!

恩返し?・・・でも、そんなのどうやって・・・・

――・・・・生きる事。生きて、みんなに幸せを分けてあげるんです。

生きること・・・・けど、もう僕は・・・

――大丈夫。心配しないで。

アイリス?

――その為に私はここに来たのだから・・・・・



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