「こざかしい、弱い物達よ…!!」
そんな言葉にウルズが反論する。
「弱いのは、君の心だ・・・!」
ウルズが、シックススレイブを構える。
「なんだって?」
ライクレットはそんなウルズをバカにしたように言うが、彼は思いの全てをライクレットにぶつけて見せた
「君は、この世界も、この星に住まう人達も、信じれず!最後まで見届ける事ができなかった!」
ライクレットは心の底に有る核心をつかれ、声を張り上げた。
「見届ける必要なんかない!!見ろ!世界はこんなに傷つき、荒れ果てている!!」
しかし、ウルズはそんな彼の言葉に反論を重ねる。
「でも、人は!それに気づき、やり直そうとしているんだ!」
「やり直す!?そんなのもう遅いんだよ!」
「遅くなんかないよ。気づく事が大切なんだ。だから、遅すぎたなんて事はない!!」
ウルズのまっすぐな言葉に、ライクレットは首を振りながら言う、それはどこか寂しげそうなつらい声だった。
そして彼は言葉を失い、
「黙れ…、黙るが、いい!!偽り人形よ!!」
「ここで終わりにしよう・・・!世界と、この星に生きる全てのモノたちの為に!いけ、シックススレイブッ!」
ウルズのシックススレイブが、マシンセルを纏いライクレットの駆るアポカリプスに突撃していく。
「スリサズ、僕達もだ!」
「わかってる!!」
スリサズと、アンサズもシックススレイブを放った。
「脆弱な命のくせに!世界を傷つけるだけのくせに!!」
ライクレットのアポカリプスも、エネルギー波を出し抵抗する。
だが
「ツインサテライトキャノン!!発射ーーッ!!」
「!!」
エネルギー波が、サテライトキャノンに推し返される。
先程放たれたサテライトキャノンにはその様な事はなかったのに。
「なんだ・・・!?力が上がっている・・・!?・・・・!!」
そして、続いてウォーカーギャリアと∀がフルパワーで突っ込んでくる。
「!? 馬鹿なっ!さっきと同じ攻撃のはずだ・・・!なのに、何故僕のアポカリプスが押されている!?」
「これが、人間の力だ。覚悟しろ、斬艦刀一文字斬りィィ!!」
「く・・・!死にぞこないどもめぇぇぇ!!」
エネルギー波が完全に突破される。
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