ソレイユから、ディアナ=ソレルが、言う。
「そうです、ロラン達の言う通り。まだ諦めてはなりません。体が、一瞬でも動く以上はまだ勝機があるはずです。」
「そうだよ、ねえさんの言う通りよ!」
ソシエ=ハイムも言う。
「あなた達が私達と戦った時のように、あの時のあなた達は最後まで諦めなかった。」
「ええ、だから・・・。頑張りましょう、最後まで」
キエル=ハイムとティファ=アディールも言い放った。
それに続くようにして、フリーデンのメンバーも言う。
「フリーデンは、まだ戦えます。問題ありません。」
「最後の一人になったとしても、我々は最後まで戦う。お前達もそのつもりでいるんだ」
「って、言ってるから、頑張りなさいな」
皆の言葉にウルズ達は
「・・・・君達・・・・。そうだ、そうだね・・・。まだ体が動く以上は諦めてはいけない」
「うん!あの時だってそうだった。最後まで、死ぬ瞬間まで戦ったんだ!今度だってやってやる!」
「ふふふ、また人間なんかに説教されちゃったねぇ。でも、君たちの言う通りだよ」
起動停止寸前のベルゲルミルは立ち上がった。
それを、冷たく凍りついた瞳で見る、ライクレット。
「ふん。まだやるのかい?懲りないね」
「当たり前だろ!!」
「負けれないんだよっ!!」
「そうだよ、僕達は、勝つ!必ず・・・っ!」
その様子を、つい先ほど目を覚ましたリズナがアポカリプスの腕の中で呟いた。
「ウルズ・・・・、スリサズ、アンサズ・・・」
「そうかい?じゃあ、これはどうだい?」
そう言うと、ライクレットはヴァルキュリアのエネルギーを吸収する。
「ああっっ!!」
リズナが悲鳴をあげる。
「ははは!どうだい!?
アイリスも、レイティスも失って!!今度はこのイレギュラーだ!!」
「ライクレットッッッ!!」
ウルズが、吼える。
「さぁ、来るが良い。今度こそは、終わりだ」
そういうとアポカリプスは、超強大なエネルギーを全身に集める。
「もう終わりだよ・・・・」
ヴァルキュリアが黒ずんでいく。精霊の力も、生命力も吸われて。
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