訊け、そして断て、己を阻む者を。 
眩い光をなんとか防いだが、その場にいるマシンの殆どがダメージを負ってしまった。
ヴァルキュリアをエネルギー源にしたその攻撃の威力は
月光蝶のナノマシンシステムとマシンセルで軽減を試みてもそれほど効果はなく
かなり遠くにいるはずの、フリーデンやソレイユにさえ攻撃が届いている有様だった。
どちらも、もうまともに動かす事さえ出来ないほどに深手を負っている。

軽減をしたにも関わらず、ベルゲルミルのマシンセル再生さえもかなり時間を要する程の攻撃だった
アポカリプスの放った一撃はウルズの胸をきつく締め付ける。

「・・・勝てない・・・・っ」

思わずウルズがそう呟き、
ぼろぼろになったベルゲルミルは、膝をついた。

「君達は僕に勝てない」

「こんな事がっ!!」

「くっ!」

スリサズとアンサズのベルゲルミルも膝をついていた。
しかしそんな状態でもライクレットのアポカリプスは全く傷ついておらず、それに乗る彼も余裕の笑みをこぼしていた

「そうさ、君達じゃ、無理だよ。・・・それに、他の仲間たちもぼろぼろじゃないか」

ウルズは、ハっとして周りを見る。

救援に来た、ガンダムDXも、∀ガンダムも、ウォーカーギャリアも、地に伏せいて居た。
リズナのヴァルキュリアに至っては、ライクレットに捕まっている。

ウルズは歯をかみ締めた。


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