ライクレットが高々に笑うと邪悪なる巨神「アポカリプス」が歪なオーラと共に不気味な異音を放った
その異音をと共に、その場にいた全員が戦闘態勢に入る。
それは今までにないほどの総力戦だった。
かつて敵として相対したアンセスターとイレギュラー、そしてこの時代の住人達。
あの時は、絶対に重なる事は有り得ないと思われていた2つが、今守るべく同じ物のために力をあわせている。

それは、愛すべきこの星のため。愛すべき未来の為。そして、この星に生きる全ての人の為に

アポカリプスが歪な形の塊を召喚する。

「じゃあ、始めるよ。まずはこれからだ…」

歪の塊から放たれる不気味で、寒気がするほどの威圧感。
そこからは、それに匹敵する攻撃が放たれた。

「きましたよ!」

∀がその攻撃をガンダムハンマーで跳ね飛ばす。

「数が多いです!気を付けてください!」

「主人公にこんな気持ちわるいもんが効くかよ!!」

全員でその攻撃を防ぎながらアポカリプスに攻撃をする。
まず始めにアポカリプスに辿り着いたのはガンダムDXだった。

「辿り着いたぜ!もう好きにはやらせねえ!」

そう言い放ちバスターライフルを連射し、一時はなれる。

「なんだよ、アイツ!?」

バスターライフルの連続射撃を浴びても少しも剥がれる事はない装甲。
その様子を見たウルズが

「簡単には倒せない…か」

それを見ていた、スリサズが突撃する。

「次は僕だ!!マシンセルで溶かしてやる!!」

ベルゲルミルで、アポカリプスに殴りかかりマシンセルを使用するが

「!?」

「まさか、マシンセル無効化…かい?」

アンサズが感心しながらそう言うと、横からロランが叫んだ。

「なら、月光蝶を!」

「…マシンセルの無効化もできると言われてる、それならいけるかもしれないねぇ!お願いするよ」

「ええ、任せてください、行きますッ!」

∀はそう言って美しき翅を広げる。しかし…

「フフフ、どうしたんだい?この世界の2大ナノテクノロジーもそんなものか?」

「…マシンセルも月光蝶も効果がないというのか!?」

ウルズがそう言って少し戸惑うと、後ろから威勢の良い声と一緒に何かが飛んで行くのがわかった。

「っと、ととと、そりゃっ!蝶兵器がだめなら、もっと古い攻撃方法だッ!」

巨大なミサイルをすっ飛ばし言うジロン。しかし、その攻撃も直撃したはずなのに効果がない。

「あははは、だめだよ、そんなんじゃ…このアポカリプスは落とせないよ!」

全ての攻撃に耐え少しも剥がれ落ちない装甲。
それだけでこのアポカリプスの強靭さと恐ろしさを危険さがわかる。

「余裕ぶっこいてんじゃないわよ!魔法的なものが絡んでるマシンなら多少は違うかも知れないっしょ!」

リズナがそう言って、光の槍を召喚し投げつけた。
しかしそれは弾かれる。

「くくく、精霊神か…。面白い」

ライクレットが不気味な笑みを浮かべると、黒いもやの様なものが出現する。
その黒いもやは徐々に増して行き、仲間同士が姿を確認できないくらいに濃くなっていく。

「これは…、みんな聞こえるかい?」

ウルズが仲間に連絡を取る。

「はい、聞こえます。ディアナ様も、問題ないようで。ガロードさんやジロンさんは?」

「こっちも大丈夫だぜ、フリーデンやティファとも連絡がとれてるから問題ないと思う」

「こっちもだ!あんたらの方は大丈夫なのか?」

3人の返答にウルズはスリサズ、アンサズ、リズナに安否を確認する。

「こっちは問題ないよ」

「ああ、僕もだ。所であの女は?さっきから返事がないみたいだけど」

「なんだって?」


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