しかし・・・・、月の光がシャイルに降り注いだ瞬間だった。
背後から、強大な熱量のキャノンがシャイルに命中する。

「!!」

それは、月があるときにしか撃つ事の出来ないあるMSの最強武装だった。

「さ、サテライトキャノン!?」

リズナがそれに驚き、声を上げた。
そして、その声に反応してくれたのが

「へへ、待たせたな、お前ら!」

ガンダムDXにのる、ガロード・ランだった。

「なんで、君がここに!?」

「ティファに教えて貰ったんだ!ある人達がこの星のために再び戦ってくれてるって!」

その言葉にリズナが、言う。

「ティファちゃんが・・?」

「ああ、だからみんな連れてきた!他のみんなは親玉の所に先に行ってる!!」

リズナが驚いた。

「み、みんなって!?」

「話は後だ!時間がないんだろ!一気に片付けようぜッ!」

そう言うとガロードは、ハイパービームソードを取り出して、シャイルに切り掛かった。
その様子を黙って見ていたアンサズ。

「・・・ふぅ、ちょっと驚いちゃったよ。けど、加勢は有難いね。素直に受け取っておくよ。
さぁ、時間がない、一気に畳み掛ければ!!」

残り時間は、もう1分もなかった。しかし、ツインサテライトキャノンの広範囲攻撃によりシャイルは重傷を負っていた。
アンサズはシックススレイブを放ち、それを見たガロードは、シャイルから少し間合いをとる。

シックスレイブは、見事にシャイルに命中し右腕を持っていく。

「ああ、こんなものでぇ・・私はやられません・・!!」

シャイルはもがきながらも、光線を放つが、

「させるかよ!!」

ガンダムDXのバスターライフルによって打ち消されてしまう。

「この、愚かな・・・!愚かな、人の分際で・・・!!」

シャイルがそう叫ぶが、リズナが時空の門の召喚に成功していた。
そして時空の門が開く。

「あああああ!!」

シャイルの悲鳴が鳴り響いた。

時空の門は、口を開けシャイルを飲み込もうし必死に抵抗するシャイルだがそこへアンサズの追い討ちが加わった。

「これもおまけだよ?」

アンサズのマシンナリーライフルが火を噴き、シャイルはそれに耐え切れず時空の門に飲み込まれてしまう。
彼女は時空の門の中で、異空間の衝撃波により消滅したのだった。

「残り、39秒・・・。ライクレットの所へ!」

アンサズ達はそう言って、ライクレットの元へ向かった。


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