こちらの2人も諦めず、結界に攻撃を続けていた。

「だいぶ結界が弱まったけど!!」

スリサズがそう言って、時間を確認する。

−あと2分・・・!あと2分であいつは、異次元爆弾を設置してしまう!!

スリサズは、焦り結界に猛攻を仕掛けた。
しかし、結界は未だに健在で遮っている。

「この一番大きな、光をどうにかしなきゃダメだって言うのか・・・!」

その光は、恐らく光の女神、シャイルのもの。恐らく一番強力な女神だろう。
ウルズは攻撃を加え、結界を破る事を試みる。

その様子をライクレットは黙って見ていただけだった。
無駄な事だと思い余裕を見せているのだろうか。

そして、ライクレットは遠くの空を見る。
彼は一体何を見たのだろう



「どうしてわからないのです?無駄だと言う事が」

シャイルは強力な光線を放つ。2人は避け、猛攻を仕掛けた。
しかし、シャイルは波動性を応用し攻撃を逸らす。

「この攻撃・・・、広範囲の攻撃をしなければだめだわ、アンサズ時間をかせいで」

「どうするんだい?」

「ヴァルキュリアのとっておきを使うわ。」

「まだ隠しだまがあるのかい?」

「ええ。大技過ぎて使いどころが難しいやつ、がね」

「それ大丈夫なのかい?」

「問題ないわ。残り2分もない、ぐずぐずしてないでやるわよ!!」

「しょうがないねぇ!!」

アンサズはそう言って、ライフルを乱射しシャイルに飛び込む。
ヴァルキュリアはその間に、魔方陣を再び描いた。

それに気づいたシャイル。

「・・・やらせません」

光線を放ち、ヴァルキュリアを妨害しようとするが、

「おやおや、アプローチを無視するとは頂けないねぇ?」

アンサズが見事にその光線を遮断した。

「人形が・・・」

シャイルはそう言って、鞭のような武器を取り出しベルゲルミルに叩きつけた。

「鞭とは、全くハードなプレイだねぇ!」

その攻撃をかわしつつ、攻撃を加えるアンサズ。
しかし時間は刻々と迫っていた

ヴァルキュリアが魔方陣を描き終わり、時空の門を召喚しようとした時だった。

シャイルは、アンサズの隙をつき時空の門の召喚を妨害する。

「くっ!」

この技は大技であるがゆえ、リズナはまだうまく使いこなすことが出来ずにいる。

「リズナっ!」

アンサズがそう言うと、リズナはホーリーランスを召喚しシャイルを攻撃する。
そしてまた時空の門を召喚を試みた。

「その技、発動させれば私にも大きな損害が出るでしょう・・・、故にさせません」

シャイルは、何がなんでもこの技「エターナル・ディスティニー」を阻止しようとする。
時間は残り少ない、これが阻止されれば時間内の勝機は絶望的だった。


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