ヴァルキュリアは、水の女神が召喚した雑魚の相手をしていた。

「全くゾロゾロとッ、じゃあこれはどうッ!?」

ヴァルキュリアは、光を収縮させ一点に集める。
そして、その光を大量の熱にして放出した。
熱を浴びた雑魚は一気に崩壊していく。
アンサズは、一人で女神5体の相手をしていた。

「かっこよく引き受けたは良いけど、さすがに数が多いか・・・ッ」

アンサズはそう言って、マシンナリーライフルで敵を撃つ。
そして、回り込み、土の女神にダメージを与えた。

「・・・」

「へぇ、前見たときはもっと騒がしいお嬢さんだと思ったけど、随分しおらしいじゃないか?
まぁ、僕はそっちの方が好きだけど・・ねぇ!!」

そう言って、もう一撃攻撃を加えた。
しかし、そこそこのダメージを与えているはずだが、土の女神は一切痛みを口にしなかった。

−本当にただの戦う人形ってわけかい。

「あの生意気な口はどうしたのかしら!水の女神さま?」

リズナが駆るヴァルキュリアは、水の女神に対し猛攻をしかけていた。

「一匹一匹、確実に、しとめないとね!」

ヴァルキュリアは、光の玉と共に水の女神を攻撃し追い込むが、援護に来た炎の女神により攻撃を中断される。
それを見たアンサズがリズナに応援を頼む。

「リズナ、このふくよかな子から片付けてしまうよ!」

それを確認するリズナ。土の女神はかなりのダメージを負っている。

「了解」

そう言うと、他の女神の攻撃を掻い潜りながらシャイニングレイの光線を放射させた。
その光線は迷うことなく土の女神に注がれた。

土の女神は痛みを感じることなく、その光線を浴び続けた。

「痛みを感じないっていうのは、戦士として最高だろうねぇ?でも」

アンサズがそう言いながらマシンナリーライフルを乱射し、シャイニングレイと同じ場所を集中攻撃した。

「痛みっていうのは自分の限界を、知らせてくれる最も分かり易いものだよ?
それがないってことは・・・・、自分の限界に鈍感になるってことさ!」

シャイニングレイと、マシンナリーライフルの、一瞬の猛攻が止んだ時に、
土の女神の姿はなかったが黄色の宝石が残っていた。

「そういえば、この宝石は確か・・・、なるほどね」

アンサズが、そう言うとニヤっとして、その宝石を撃ちぬいた。
すると、宝石は割れ灰になって消えてしまったのだった。

その様子を、唯一人格が残っている光の女神、シャイルが確認する。

「・・・小賢しい、殺れ!」

他の女神達が2機に襲いかかった。


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