「本人かどうかはわからないけど、起動兵器の方は本物みたいね。
とりあえず、あいつらかなり厄介よ・・・!」

リズナがそう言うと、アンサズが

「どういう事なんだい!?あいつらは倒したはずだけどねぇ?」

「冥土の土産に説明致しましょう。」

アンサズの言葉に、ご丁寧にシャイルが反応してくれる。
その思いがけない反応にアンサズが、嘲笑いする。

「へぇ。それはまたご丁寧に」

「女神達は、ライクレット様に作られしモノ。ライクレット様がおいでになる限り滅びる事はありません・・・・」

「なら、ライクレット共々何度だって倒してやる!!」

スリサズが、そう噛み付くとシャイルは邪悪な微笑を浮かべ、こう返す。

「それは無理です」

「随分、余裕じゃない?4体増えたところで、そいつらが一度私達に倒された事を忘れないほうが良いわ」

リズナが余裕たっぷりにそう言うとシャイルは高笑いする。

「フフ、ええ。そうですね。ですが、私達の切り札は彼女たちではありません」

「なんですって?」

シャイルがそう言うと、光の球体からアイリスの消滅するシーンを映し出す。
その場面を見た3人は酷く衝撃を受ける。

「な!?これは・・・!何かの間違いだ!!」

スリサズが、否定する。
そしてアンサズも

「そんな、まさか・・・アイリスが・・・・」

「間に合わなかったの・・・?」

リズナも悲しみを隠しきれず、涙した。
しかし3人が悲しみに襲われている所を、シャイルの一言がさらに襲う。

「私が見せたかったのは、そんな人形ではありません」

「なんだと・・・?」

その言葉にスリサズが、怒りをあらわにした。
そして続ける。

「お前達は、アイリスを何だとおもってるんだ!!!」

「ただの人形ですよ。さあ、ごらんなさい。」

そう言うとシャイルは場面をアイリスの後ろにあった起動兵器に移した。
その起動兵器「アポカリプス」はアイリスが光となって消えると同時に、禍々しい光を放っている。
アイリスが吸収されると同時にアポカリプスが起動したのが確認できた。
そして、起動直後アポカリプスは何処かにワープして行ったのだ。


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