「おやおや、スリサズ?大きな口を叩いた割には外してるじゃないか?」
アンサズが、スリサズが外した事に皮肉をこめて言う。
それを真に受けたスリサズが向きになり、怒って言う
「うるさいッ!偶然だよ!」
「偶然ねぇ?
アイツは光の女神・・・光を自在に操るんだろ?」
アンサズがそういうと、リズナに話かける。
「リズナ、君ならこの仕組みもうわかってるんじゃないのかい?」
その言葉にリズナは、
「光の性質を使用した攻撃ね、波動性だったかしら」
「なるほど、目と光の関係を利用した攻撃ってわけかい」
「ええ、だから彼女は実際あの場所に居ないんでしょうね。」
スリサズが、なるほど言って、納得すると拳を唸らせた。
「そういうことか!そうとわかれば話は早いな!」
「どうするもつもり?」
「波動性だか、なんだか知らないが、それにだって限界はあるだろ?」
「まさか、スリサズ!?」
「けど、こいつの光の力は凄いし、この空間全部が範囲だとして何処に居るか見当もつかないんだろ?」
「大丈夫さ、アンサズ。今すぐにはやりはしないさ。
ウルズが、帰ってきたら実行する!それまで耐えるぞ!!」
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