「・・・・・」
アイリスは、今日も暗い空間に一人だった。
そこへ誰かが入ってくる。
「・・・・?」
アイリスは顔をあげソレを確認する。
「こんにちは、お人形さん・・・・」
「あなたは?」
「私は、シャイル。ライクレット様にお仕えする女神。」
「神様に・・・?」
「そうです。これより再生計画の最終段階に取り掛かります・・・・」
「最終・・・段階・・・・?」
シャイルはそう言うと、周りに4つの球体を浮かせた。
赤、黄、青、緑
美しい輝きを放っている。
「な、んですか。それ・・・?」
「あなたと同じ最終段階に必要な物です」
「え・・・・?」
アイリスは何を言ってるのか分からないといった表情で、シャイルの話を聞いていた。
「もう少しであなたの妹も、これの仲間入りします」
「どういう・・・?」
「この輝き、見覚えありませんか?」
「見覚え?・・・・あぁ!」
思い出した。
この色は・・・・・
赤は、炎。ファイラ
緑は、風。ウィンド
青は、水。アクリア
黄は、土。アースラ
彼女達の機体の色だ。
「仲間入りってなんなの!?」
「彼女達がどうしてこうなったか、分かりませんか?」
その言葉に、アイリスは不吉な予感を覚えた
「まさか・・・・」
「そのまさかですよ・・・・」
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