「どうしたの?レイティス?」
「! いえ、なんでもありません、ライクレット様」
「そう?顔色が悪かったよ。」
「問題ありません」
「なら、いいや。 それでどう?アイリスの様子は」
「はい、今は落ち着いているようです」
「そっか、話したんだよね。君達の過去を」
「はい・・・」
「・・・どんな反応を?」
「酷く動揺していました」
「そっか、当然だよね。君は、君の意向で記憶を残したけど、アイリスは当時記憶も感情もなかったんだから。」
「はい。ライクレット様のおかげで私は体を。アイリスは感情と記憶を取り戻すことができました。
感謝しております。いえ、感謝してもしきれません」
「そんな気にする事はないよ。君はよく仕事もしてくれるしね。」
「あり難きお言葉です・・・」
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