38話 真実はいつも傍に
ライトが甲板に現われ、空を見上げた。
そこでは起動兵器達が壮絶な戦いを繰り広げていた。
「ライトさん!そこは危険です!」
アイリスが彼に呼びかけるが彼は無反応だった。
そして、その姿を確認したシャイルがイクズスの甲板に接近してくる。
「!! きます、主砲撃ってくださいっ!」
シャイルに、向けて主砲を放つが、光のバリアに遮られてしまう。
アイリスは更に指示しシャイルの接近を阻むが、それらは全て彼女のバリアによって受け止められた。
「やらせないよ!!」
スリサズが、ビームソードを二刀流しシャイルにきりかかる。
「邪魔をしないでください・・・。」
その攻撃すら、シャイルには届かない。
そして甲板にはシャイルがもう直ぐそこまで迫っている
彼女を残されたこの距離で止めるのは難しいと判断したスリサズはライトに呼びかけた。
「ち、ライト、逃げろ!!」
しかし、ライトは甲板から微動だにしない。
シャイルはスリサズのベルゲルミルを振り払った。
「クッ…!」
吹き飛ばされるスリサズのベルゲルミル
その様子にウルズとアンサズが、スリサズの名前を呼んだ。
スリサズのベルゲルミルが吹き飛ばされたと同時に
ヴァルキュリアが代わってシャイルを足止めに入った。
「それ以上近づくなと言ってるでしょう?!」
シャイルは、光のビームをヴァルキュリアに放ち彼女の歩みを止める。
「…!」
そして、ヴァルキュリアの接近がとまったのを確認すると
シャイルのアフロディが、ライトに接触を果たした。
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