「ぐあっ!!」
「もう一撃っ!!」
「調子にのるんやないで!!人形風情が!!」
そういうと、ファイラは機体の温度を上昇させ太陽と同じ熱量を作り出した。
「ちっ!」
スリサズの拳は避け切れず、拳をその熱量に当ててしまう。
1600万度に耐え切れず、ベルゲルミルの拳は溶かされてしまった
「スリサズ!」
それに気づいた、ウルズがスリサズを心配し名前を呼ぶ。
「爪が甘いねぇ、スリサズは!」
「うるさいっ!これくらい問題ない!」
スリサズは、右手にマシンセルを集中させ再生を開始する。
「こいつは僕が倒す!!アンサズもウルズも手を出すなよ!」
そんなむきになる彼に、リズナは
「で、あの熱を突破する作戦はあるのかしら?」
リズナの一言に、むすっとしながらスリサズが言う。
「む・・・っ!しょうがないね、一瞬だけ力を借りるコトにするさ!!」
「じゃあ、いくわよ?一瞬見逃さないでよ!!」
リズナはそう言って、光の剣を作り出し、構える。
ファイラはその様子を見て。
「その余裕、気にいらないね!」
「あなたもそんな余裕あるのかし…らっ!?」
ヴァルキュリアから放たれた、光の剣はファイラに一直線に向っていく。
「その手は二度と食わないで!!」
ファイラは避けようとするが・・・・、光の剣の挙動がおかしいことに気がついた。
「そうね。でも、攻撃が同じだと思うのは浅はかよ!」
光の剣は、数個に別れ舞うようにファイラへ注がれる
「なんだい、この動きは!けど、こんなんでウチを破れると思うんやないで!!
頭に蛆でもわいたあんたらと一緒にすなや!!!」
舞うように降り注ぐ、剣をファイラが打ち落とす。
しかし、ヴァルキュリアが、手にした白い剣ライトブリンガーで切りかかった。
ヴァルキュリアの周りを舞う剣と、接近戦武器でファイラを攻撃するリズナ。
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