37話 絶望への送迎
空は、2機の戦闘により発生する衝撃によって揺れていた。
「なかなかやるやないの」
「ハン!お前も思った以上だと、褒めてやるよ!」
「舐めたガキやね…!」
そう言って、ファイラは機体の周りに炎を呼び出した
「また、新技か。…しょうがない…!」
スリサズがそう言ってリズナを呼ぶ。
「何よ!?」
「ファイラの技を少しでもいいからとめろって言ってんるんだよ!」
「全く…君は、人使いが荒いわね…!」
そんな2人のやり取り中に、ファイラは自ら発生させた炎を竜の形に変化させていた。
それはすごい熱量で強大な力を持った炎だ
「なら、これでどうや!?陽天龍神!!」
炎が龍の形をなし襲いかかる!!
「チッ!リズナ、なんとかしろ!」
「まったく、注文が多いわね、君は!」
リズナは光の玉を呼び出し、その竜を模した炎を受け止めた後
光を集め、その眩い光がたちまち溢れ、炎の龍を包み込む
「な…それが、噂の精霊の力かい…!」
「驚いてる時間なんてないよ!」
スリサズが、横から割り込み拳で殴りつける。
よろめいている、間に距離を詰めゼロ距離でシックススレイブを放った。
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