眩い光が空から降り注いだ。


「…なんだ…?」

ウルズが、確認すると鳥が光球に
より身動きを封じられている
ドームの外を見ると
純白の機体が見えた

彼はその機体に見覚えがあった。

「全く…
手間をかけさせてくれるわ、ほんと」

純白のマシンは光の球を操り、
鳥をドームの外に連れ出す。

「よっぽど、お腹が空いてるのね。
でも、もう二度と空かないようにしてあげるから安心なさい!」

光の球は鳥から離れ、純白のマシンの周りへと戻る。

鳥は純白のマシンに襲いかかるも、
無数の光の球による光線で弾かれる。
そしてその無数の光球はまたもや鳥の動きを封じ込み、

白い機体は、
魔方陣から光の槍を召喚し鳥に投げつけると同時に
光球も数え切れぬほどの
光線を放ち鳥を一欠片も残さず消滅させた。

―…あのマシン…。確か…?

ウルズはPTから降り、
真実を確かめるため通信機器の生きているマシンへ向かった。

純白のマシンは、
鳥を消滅させると何も言わずに
去ろうとするが
ウルズは構わず通信を入れた。

「…待て」

「…?
何か、御用ですか?」


やはり聞き覚えのある声・・・・
見覚えのあるマシン・・・・やはり・・・・

恐らく彼女に聞けば
あの戦いの後どうなったのか
分かる。
そう思った


「・・・・イレギュラーだな?」

「!?」

純白のマシンはその
『イレギュラー』
と言う言葉に反応をした。

その反応の仕方からして
間違いない
ウルズはそう判断し話を続ける

「どうやら間違いないらしいね。
君に聞きたい事がある」

「その声…。アンセスターの?!」

「覚えていて貰って光栄だよ」

「生きていたの!?」

女が驚いているが、
今の彼にとって
そんな事は些細な事だった。

ウルズが本題に入ろうとした瞬間
全身に激痛が走った

!!」

ウルズは、全身の激痛を耐えながら話を続けた。

「…?」

通信の先に居るパイロットも
どうやら彼の様子が
おかしい事に気付き始めたようだ。

「…どうしたの?
息を切らしてるようだけど」

「君が…、気にする事では、ない。
それより、本題だ・・・」

「気にするなって…
大分苦しそうよ?本当に大丈夫?」

「言っただろう
君には関係のない事だ。
それより、僕らが倒された……
後、どう、な…っ…」

本題を言おうとした瞬間だった。
急に目の前が真っ暗になる。
彼は突如気を失ってしまったのだ


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