―僕らしくないな。
こんな事言うなど

ウルズはPTに乗り込む。

「・・・・良く動いたものだな。」

ウルズはPTの設定をしなおし、
再起動させた

「・・モニターは生きている・・・
右手は動かないか・・・・」

ウルズはPTが左手に持っていたライフルで鳥を狙撃した。
見事に胴体に命中し悲鳴をあげる

「・・・・この程度の相手か。
僕の相手ではない」

一気に片付けようとビームソードを取り出したが…

「ッ!?」

全身を電撃のようなものが
駆け巡った。
心臓がドクドクと脈をうち、体が熱い。

PTの手が止まった所を鳥は
見逃さず、一気に体当たりしてくる

「ぐッ…!」

ウルズは痛みに耐えながら、
ライフルを連射するが照準が定まらず
当てる事は出来ない。

「…ちょこまかと…ッッ!」

「ハァ…ハァ…
この下等生物が…!!」

鳥の体当たりにPTの左手で地面を押さえ衝撃に耐えるが、
体の激痛は治まる事を知らない。
鳥は嘴を突き出し
PTへ向けて突進してくる。
その攻撃に左手で動かない右手を引き千切り盾にするが、
突進の衝撃でPTは倒れこむ。

「この僕が、あんな鳥にッ!!」

脳が、全ての感覚を使い己の限界を訴える。
鳥はとどめを刺すため、
脚でPTの胴を毟り始める。

その時だった。


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