「…う…っ」
「リズナ?」
「…あ、…ズ?」
リズナが目を覚ます。
目を開けた先に最初に飛び込んでくるのは、
心配そうに自分を見つめるウルズの顔。
「…ウルズ?」
「リズナ、気が付いたんだね…!」
「ウルズ。どうしてここに…ッ…」
「まだ身体は動かさないほうが良い」
「私。シュヴァルツの攻撃で落とされてそれから…」
「ずっと眠っていたんだ。気が付いてよかった」
そこへアイリスが入ってくる
「ああっ、リズナさん!!
目を覚ましたんですね!!」
「アイリス…、心配かけちゃったみたいだね」
「いいんです、そんなこと!
それより、ウルズさんの方がもっと心配してましたよ
ずっと、付きっ切りだったんですからっ」
「ウルズが…?」
「リズナ、すまない。君を守れなかった。大切な仲間なのに…」
「君どうして…」
―…君は私の事をずっと心配してくれていたの?
私は君の事どこかまだ信じきれない所があったて言うのに…
本当に私を仲間として認めてくれているの?
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