私は多分…。
彼らを信用していないというわけではない。
あの時、“アレ”を目の辺りにしてしまったせいで
私は、自分自身の出来る事を…

彼らはこんなに変っているのに。

…もし本当に、彼らを信用しているならば…
私は…躊躇っている場合ではないのかもしれない

けれど…

「…私行くね。機体の調整しないといけないから」

「…ああ」

リズナはそう言うと、甲板を後にする。


―格納庫―

「…ヴァルキュリア、私はどうすればいい…?」

たった一人イレギュラーとして、
この地に舞い戻ってきた理由とは…?

その時だった。エマージェンシーがかかる。
リズナは一足早くヴァルキュリアに乗り出撃する。


そこにいたのは漆黒の堕ちた天使だった。
堕ちた天使は、純白の天使と退治していた

「…シュヴァルツ…!」

「絶望のお迎えだよ。戦乙女」

「シュヴァルツ、あなたの目的はなに?」

シュヴァルツは剣をかまえる。

「…この世界の終焉」

「何故、そんな事を!?」

「お前は、何も出来ないから」

「! …違う…!」

「…戦乙女。
お前は…諦めているのでしょう?」

「!!」

シュヴァルツの発した言葉。
それはリズナのココロに突き刺さる


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