『Hello!Are all in good health?』

そうメールに打ち込み、送信するアスミ
そしてすぐさま返信が返ってくる。

『yes Are you cheerful?』

そしてその返信を見て思わずにこり。

「そかそか、みんな元気かぁ!よかったぁ!」

そして返信。

「もち、元気っと」

メール相手は、アスミが育った孤児院の子供。
それは兄弟どうぜんだった。

「アスミ」

後ろから声が響く。

「ん。あ、みんな」

「ケンタが満足したみたいだから、そろそろ帰るわよ。」

「あ、はーい」

元気良く返事した後携帯をしまいリズナの所へ走って行った。
3人は、病院を後にし近くのアイスクリーム屋などに寄り道しながら帰宅した。



「…先ほどの少女は…」

ウルズが、驚いたような顔をしてファレグに尋ねていた

「妹だ」

即答する。

いや、そんな事が聞きたいわけでは…

と心の中で言うウルズ。

30分ほど前の出来事だ。
ファレグの元へ一人の少女がやってきた
この基地の近くにある学校に通っているらしく、
今日は近くまできたので会いにきたとの事だ。

そこまではよかったのだが、その後のファレグの様子がおかしい。
いや、そんな程度ではなく明らかに

“激変”していた

いつもとは違う爽やかな笑顔を浮かべ、
いつもとは違う声を出し…
そして少女の外見をやたら褒め、やたらお節介をしている。
あげくにはウルズがその少女に挨拶をした所、
何故か恐ろしい形相で此方を睨んでいる…

「ウルズさんって言うんですか!始めまして!
フル・シェイフォンです!」

丁寧にお辞儀して彼に挨拶をするフルという少女。

「ウルズさんも、軍人さんなんですか?」

「ああ、そうだよ」

そう言うと何故かとても憧れにも似たまなざしで見られるウルズ。
ファレグには全く違うまなざしで直視されているが。



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