第11話 嘲笑う、宝石

そこには、3体の起動兵器。
そして数十にも及ぶ3体を量産したような起動兵器。

セルシリア帝国の侵略行為だ。

今回侵略を担当しているのは

アクアマリン、ダイア、パールのDタイプのジュエルシリーズだ。
パールは、軍のゲシュペンストに殴りかかる。

「きゃははっ、よっわーい、こんなんじゃ楽しめないよー?」

ダイアは数機のゲシュペンストを焼き払った。
アクアマリンはそれを見ながら高々に笑う。

「距離800…、敵、援軍」

ダイアがそう言うと、南の空からエレメンタルナイツの
ケンタ、ワカバ、そしてスリサズだった。
他のメンバーは別の所のセルシリア帝国の侵攻防衛と、
民間人の避難の誘導を行っている。

「おい、てめぇーら、なにしてやがんだ!!」

ケンタが惨事を見て叫んだ。
その様子にアクアマリンが他人をバカにした口調で言う。

「あら、遅いですのね。もう少しで全滅でしたのに」

「っってめぇ!!」

ケンタはその言葉に、アクアマリンに殴りかかった。
ワカバはそれを見たとっさに援護に入る。

スリサズはその様子を見つめつつ、
一番楽しんで殺戮行為を繰り返しているパールに狙いを定める。

パールを狙った理由は簡単だ
“一番楽しめそう”だと思ったからだ。

「あら、野蛮な方ですのね?いいでしょう、わたくしが相手してあげますわ。
ダイア、そのカタブツをお願いしますわ!」

「了解、ターゲット、変更…FIRE」

ダイアはアクアマリンの指示どおりノームを狙う。
ワカバは、瞬時にミスティックを使用する

「…? 分析開始…」

ケンタが乗るイフリートは、アクアマリンに猛攻を繰り出していた。
しかしアクアマリンはそれでも余裕を見せ付ける。

「あらあら
むやみに攻撃する事しかできませんの?本当に野蛮だ事」

そう言って、ビームライフルを取り出すとイフリートに放った。
イフリートは、炎を召喚しそれを防ぐ。

(最近開発され、世界に普及し始めている…魔動機でしたかしら。
あー…、確かあの姉弟が乗っているのも確か…)

アクアマリンは何か悪い事を思いついたようにクスっと笑った。


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