今回の拠点へ戻ってきた4人。
そこで今回はこちらでの仕事が色々残っている為別行動していたファレグが出迎える。
「お疲れ様、今回の報告は?」
「ハーイ!アスクレの回りには21匹いたよ!」
「アスクレ?ああ、その呼び方はどうにかならないのか?」
「えー、呼びやすくない?」
アスミがそう言うとファレグは、はいはいと言った様子でリズナに報告を求める。
「アイカワ、聞かせてくれるか?」
「…ええ。今回はアースクレイドル周辺に21匹。
新型4匹に残りはいつものだった。コレに記録してあるわ」
その淡々とした報告にファレグは
「? いつになくちゃんとした報告だな。
いつものお前ならもっと…」
「…それから、アースクレイドルの…人造…
いえ、管理者が協力してくれたわ」
「アースクレイドルの管理者?
…イーグレットか?」
ファレグが唐突に出した名前にリズナはすかさず反応する。
それは、ファレグが“知るはずない”事だったからだ。
「なんで知ってるの?」
「ああ。それがな…」
ファレグから教えられた言葉に彼女は絶句していた。
「それ、いつ?」
「直ぐにでも連邦軍へ貸し出してくれるらしいが…
どこの所属かは決まっていないらしいな」
「…そ、そう」
リズナは、胸騒ぎと、嫌な予感を覚えていた。
出来れば当たって欲しくない、予感。
しかし彼女の能力故に、その予感はよく当たってしまう。
そんな時、放送で呼び出される。
直ぐにブリーフィングルームへ来るように、と言う事だ。
「全く…次はなんだ。休む暇もないな…」
ファレグとリズナはブリーフィングルームへ向かった。
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