「結構遠くまで持ってきたけど、そろそろ片付けるぜ?」

ケンタは、そう言ってイフリートは炎を身にまとった

「うんうん、こんだけ離れてればおっけーっしょ、ケンタ援護するよっ!」

アスミはウンディーネの持つアクアロッドを、ハープに変化させ音色を奏でると、
ビースト達は互いに争ったり、頭を上下に揺らしたりと混乱し始める。
その隙に、イフリートは炎をたまにして、蹴りで飛ばした。
炎のボールは、次々とビーストを焼き尽くす!

「おっしゃー、ゴールインだぜ!」

ケンタとアスミがうまい具合に駆逐している場面を見てリズナは、

「向こうはうまくいってるみたいね」

「みたいですね。でもこれはどうします?」

「…他のはうまく誘導されたのに、この新種だけ微動だにしないなんて」

「他のビーストよりも知能が高いのでしょうか?
それにしても、このビースト普通のとはなんか違う感じですね」

ワカバの言うとおり、その新種ビーストは他のビーストとは様子が違っていた。
誘導作戦に引っかからなかったというのは、勿論の事だが
他のビーストに比べて何か違う、別のものを放っていた。
見た目は、象のようなのだが、象とは言えない何かが違う雰囲気も持っている。

「仕方ない。アースクレイドルに被害がでないようにして、ここで掃除するわよ」

「はい、わかりました!」


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