「馬型の、ホースビーストが5。牛型のシッタービーストが6。
ヤギ型のゴートビースト6、新種が4が今確認できている数です」
「見えるだけで21かぁ、しかも数種類とか…どうなってんの、ここ!」
ワカバの状況解析に、アスミが愚痴を零す。
そして、リズナがワカバにたずねる。
「ところで、あいつら何であの場所に留まってるのかしら。ワカバ解析できる?」
「はい、…どうやらあれより先には地雷が仕掛けられているみたいですね…」
「地雷?なんでビーストがそんなのがあるって分かるのよ。
地雷なんか簡単に見分けつかないわよ、普通」
「分かりません…、野生のカン…でしょうか…」
リズナもその集まったビーストを見て、溜息をこぼし
「それに、何でこの施設を狙ったかのように溜まっ…」
!!
リズナがそう言い掛けた瞬間、彼女はおかしな点に気づいてしまった。
(…地雷の前でとまって、アースクレイドルの周りをずっと徘徊してる…?
それって、この施設をまるで狙ってるみたいじゃない…ッ!)
リズナはそう思うと、周りにこう言う
「とりあえず、あいつらをアースクレイドルから引き離して戦いましょう。
近くじゃ施設に被害が出るかもしれないわ」
「そうですね、でもどうやって引き離しましょう?」
ワカバがリズナに尋ねる。
「とりあえず、私とアスミで後ろから連続射撃。
ワカバとケンタは横から逃げ道を塞いで、前に全部押し出す。これでいきましょう」
「おっっけー、後方射撃は得意だかんね!まかせてよ!」
「了解だぜ。ワカバは左頼むわ」
「はい、わかりました」
「それじゃ、行くよ」
4人はそう言うと、ビースト討伐作戦を開始する。
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