一方同時刻。
どこかの研究施設では、謎の人物達がある計画について話し合っていた。

「それで、これからいかがするのかしら?」

ブロンドの髪をした女性が、何やら科学者風の男性と話している。
女の方も科学者のようだが、どうやら男とは研究対象が違うようだ。

「あのお方の命令だぞ?”アレ”を探し出さなければ始まらん」

「そんなことは分かっているのよ。
けれど、どこに居るかだって検討もつかないのよ。どうやって見つけ出すというの?」

男は、そんな女の言葉にニヤっと笑い後ろに控えている少女を呼んだ。

「お呼びでございますか?マスター」

深い蒼の髪の毛、同じ色の服をきた少女が科学者風の男の前にひざまづく。

「アクアマリンよ。”アレ”を探し出すのはお前達に任せる」

「了解致しました。他の子達はいかがしましょう?」

「無論。TでもDでも好きに使え」

「はい、お任せくださいませ」

アクアマリンはそう言うと、不気味な笑みを零した。


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