「リズナッッ!どうしちゃったの!?返事してってば!!」
リズナが精神攻撃を受けている間、アスミは必死にリズナに語りかけていた。
そんな様子を、笑いながら見つめる日向と美影。
「ハハハ、こりゃいいや…!
もうそろそろかな。僕の精神支配が効いてくる頃は!」
「精神支配!?」
アスミが思わず日向に尋ねた。
日向は、シャドウサイズを構え、冥途の土産とばかりに説明し出した。
「そうさ、これは僕の能力とシャドウの能力を利用した攻撃だよ。
今頃そのケイパブルチルドレンは、精神浸食を受けて、僕の言う事を何でも聞く人形に成り果てるんだ」
「そ、そんな事…!」
「君になにが出来るって言うの?
そうだ、まず精神支配に成功したら君から殺すように命令してあげるね!」
「リズナにそんなの効く訳ないじゃん!
リズナなら今頃、そんなの勝って、帰ってくるんだから!!」
「どうだろうね〜?僕の精神支配と、シャドウの能力は相性抜群だよ。そう簡単には抜け出せないよ!!」
アスミは、自信満々に言う日向を睨むと、リズナに再び呼び掛け始めた。
「リズナ!しっかりして!」
−リズナ、大丈夫だよね…、こんな攻撃に負けないよね…
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