V.未来は誰の為に
『元気にしていますか。ルクス先輩。
先輩が、揺り篭に残る事を決めたけど、私は去ることを選びました。
正直先輩の事は尊敬しています。
やっぱり、罪悪感からなんでしょうけど…それでもやっぱ先輩は凄いと思います。
先輩があの子と接したりするのを見てると
先輩に初めて子供が生まれた時の事思い出しました。
凄く喜んでましたよね。
元気な男の子だーって、本当あの時の先輩幸せそうだったなぁ。
この手紙、きっと先輩には届かないんでしょうけど
先輩がいつか私との学生時代の約束を
思い出してくれる事を願ってここに埋めてみますね!
って、言っても数千年後じゃこの場所どうなってるかわかりませんけど…
それじゃ、何千年先か、いや何万年かも?
それくらい先の未来で幸せな生活を送れることを、ここからお祈りしています。
先輩に、幸ある未来を!
マリア』
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