天使と戦乙女

「うんうん、エリちゃん来てるわねん」

「はい。目標は今、現在待ち人を待っているところであります」

アスミとエクセレンが、物陰からエスリンの様子を伺っている。

「2人とも、それやめた方が・・・・」

「凄い不審者っぽいわね」

ワカバとリズナが2人を後ろから見ている。
そして、

「エクセ姉様、これは一体なんだったりしちゃいますのですか?」

「ラミアちゃんこれはね〜。エリちゃんとボスの大事なミッションなのよん」

「そうなのですか」

何故か、無理矢理連れて来られたラミアも一緒にエスリンの様子を伺い始める。

「ラミアさんまで連れてきちゃって・・・・、どうするのよ、これ・・・」

リズナが、はぁと溜息をつくとアスミがなにやらトランシーバーを持ちだした。

「あ、アスミさん、それ一体なんです?」

ワカバが恐れ恐れアスミに尋ねると、

「ゼンガ親分の動向をこれで調べるの」

そう言って、トランシーバーに何かしゃべり始めるのだった


トランシーバーに連絡があった為、応答するケンタ

「こちら、ケンタ!どうぞ!」

「こちら、アスミ!どうぞ!」

「順調に目的地に向っている。あと10分ほどで到着する!以上!」

ケンタはそう言うとトランシーバーを切る。

「ケンタ・・・。今のは一体?」

無理矢理連れて来られたブリットがおそれおそれケンタに尋ねる。

「あっちの様子を調べるためのもんすよ?」

「なんで、そんなのが必要なんだ・・・?」

「作戦の成功率の向上には情報は必須っすからね!」

「そこまでやる必要があるのか・・・・?」

「エリの為っす!」


そして、エスリンの方は。

「どうしよう・・・、こんな事になってしまって・・・」

少し困ったような表情で、ゼンガーを待っていた。

「相談なんて・・・」

時間を見ると、既に約束の時間を周っていた。
そして、辺りを見回すと、少し先にから歩いてくるゼンガーを発見するのだった。

「あ!少佐・・・」

「すまない、待たせてしまったようだ」


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