天使と戦乙女
「エリちゃん、何でも食べてね!」
「はい、ありがとう」
そんなこんなでエスリンを強引に連れてきてしまったのだが、エスリンは嫌な顔1つせず
付き合ってくれる。
「エリって、良い子だよなー。普通ならアスミのテンションに退くぜ?」
「え、大丈夫ですよ。慣れてますから」
「エクセレンさんも同じようなテンションだったか・・・・」
ケンタとエリが話していると、リズナとキョウスケとエクセレンがやってくる。
「アスミ、あなたまたエリに無理強いてるんじゃないでしょうね?」
「えー、そんなことしてないって!」
リズナが呆れた様に、ため息を尽くと
「リズナさん、私は全然平気です。それに凄く嬉しいです・・・。こんな歓迎して貰えて」
「そう?あなたが良ければ良いんだけど・・。
この子誰かが止めないと何処までも、ハイになる子だから、嫌ならはっきり言ってやってね?」
「はい。心配してくださってありがとうございます」
適当な雑談をして居ると、ゼンガーとブリットが様子を見にやってくる。
「あらん、ボス!どうしたのん?」
一足先に気づいたのはエクセレンだった。
「うむ、お前達がエスリンの歓迎会を開いていると聞いたのでな。」
「それで少し様子を見に来たんです」
ブリットとゼンガーがそう言うと、エスリンが立ち上がり
「あ、あの、来て下さりありがとうございます・・・」
「かまわん、エスリン。楽しんでいるか?」
「はい!とても!」
「それはなによりだ」
エスリンがゼンガーと話ていると凄く嬉しそうな笑顔で、微笑む。
その様子を見てリズナがエクセレンに
「エクセ姉様、エリってもしかして・・・?」
「さすが、リズちゃん。察しが良いのねん?」
その会話にアスミが入ってくる。
「なになに?え、まじ?」
その話を聞いたアスミがなにかを思いついたように、笑う。
「良い事考えちゃった」
「は?アスミ、また何を・・・」
「題して「ドキドキ!エリちゃんボスと急接近作戦」♪」
「はぁ?ちょっと、余計な事しないのっ!」
「あらん、面白そうじゃない?」
「へ?え、エクセ姉様!?」
「おお、さすがエクセ姉!」
アスミとエクセレンは悪い微笑を浮かべながらゼンガーとエスリンの方へ歩いて行った。
「ちょ、ちょっと、2人とも!?」
それを見ていたキョウスケが、
「関わらない方が良いぞ」
ブリットも、
「そ、そうですね・・・。エスリン大丈夫だろうか・・・・」
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