天使と戦乙女

とある日の午後、これは不思議な力を持つ少女達とその仲間たちのお話である。

エレメンタルナイツはハガネに加わる事になり、ATXチームと対面する事になった。
ATXチームとは、先の大戦で何度か共戦して居た為顔見知りであったが、
1人だけ初対面の少女がいた。

「お久しぶりです、キョウスケさん達も元気そうですね」

「ああ。お前達も元気そうだな」

リズナはキョウスケ達にそう言うと、一礼した。

「そうそう、リズちゃん達に紹介したい子がいるのよん。」

「はい?」

エクセレンが飛びっきりの笑顔でそう言うと、大きな声で誰かを呼んだ。

「エリちゃ〜ん、こっちいらっしゃいな♪」

そう言うと、遠くから可愛らしい女の子が走って来る。
そして、その少女は

「エクセレンさん、どうかしましたか?」

「エリちゃん、今日から一緒に戦うことになった、エレメンタルナイツの子よん♪」

エクセレンがそう紹介すると、可愛らしい少女が少し慌てたように

「あっ、はいっ!初めまして、エスリン・クォルテミナクです。」

エスリンはそう言うとリズナに向い一礼をした。

「こちらこそ、初めして、エスリンさん。エレメンタルナイツ所属、リズナ・アイカワ少尉です」

「もう、リズちゃんたら!そんな堅苦しい挨拶じゃだめだめよ」

「すみません・・、ところでクォルテミナクって有名な軍貴族の?」

「あ、そうです。私も、リズナさんの活躍はよく耳にします」

「そんな有名な活躍はしてないと思うんですが・・・。でも、ありがとうございます」

そんな会話をしていると、奥から他のエレメンタルナイツがやってくる。

「おー、リズナ!なにしてんだよ?」

「ケンタ、アスミ、ワカバ。ほら、この子が噂のATXチームの新人さん」

「おお?すっげー、可愛い子じゃんか、よろしく!木田ケンタっす!」

「ケンタさんったら・・・。初めまして、シラユキワカバと申します」

「こいつアホだからほっといてねー、私、アスミ・リジナムス♪よろしくね〜」

3人がそういうと、エスリンは、一礼し

「エスリン・クォルテミナクです、こちらこそ宜しくお願いします」

「4人とも、エリちゃんと仲良くしてあげてねん。」

エクセレンがそう言ってエスリンの背中をぽんっと叩いた。

「もちろんっすよ!」

「その、エリちゃんってのいいなー。私達もそう呼んで良い??」

「そうですね、私もそう呼ばせてもらいたいです」

「はい、是非お願いします」

エスリンに許可を貰うと、アスミがにこっと笑い

「よ〜〜し、じゃあエリちゃんの歓迎パーティに食堂いこっ!おごっちゃうよ♪」

アスミがそう言ってエスリンの背中を押しながら無理矢理連れてってしまった。

「ちょっとアスミ!キョウスケさん、エクセレンさん、すみません・・・」

リズナがそう言って、頭を下げる。

「全然大丈夫よん。ていうか、私も歓迎パーティに参加しちゃおっかしらん、キョウスケはどうする?」

「付き合おう」

「じゃあ、そうと決まれば食堂にGOよん」

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