![]() これが俺等のJK(常識)だ。 29 ―――寮の入り口――― 「水樹いる〜?」 優が事務所的な場所の窓口をコンコンとノックしていた。 隣にいる忍が 「ここの寮長の手料理はめっちゃ上手いんだぜ☆」 「そうなんだ〜(笑)てか忍、小指たってるから(笑)」 無意識? 無意識なの? ガラッ 「ハイハーイ♪あ、優さんじゃぁん(笑)」 「優さんですよ〜。んで早速なんだけど転入生の部屋ってどこ?あと鍵。」 「へっ?転入生!?どこどこ優さん!?」 優しいそうな顔のイケメンさんがなにやら騒いでいる。 あの人が寮長かぁ… …………やっぱ美形なのね… 「転入生の平沢 涼くんだよね?俺はここの寮長をしてる原田 水樹。同い年だから水樹でいいよ(笑)」 綺麗オーラがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? 神々しいオーラがぁぁぁぁぁぁぁ!? いい人オーラがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 「戻ってこい」 「Σハッ!!」 雅也の一言で俺は現実に帰ってきた。 「ところで涼くんの部屋だけど…雅也と優さんと一緒だよ?昨日いったでしょ?」 え?雅也と優と一緒!? 「「………言ったっけ?」」 ダメだこりゃ… |