これが俺等のJK(常識)だ。


15



―――五時限目『数学』―――



「何…この状況…」




右隣の優は爆睡し、左隣の忍は…まぁ俺と話してるんだけど…







優の右前の窓側の席が雅也だって事実はじめてしったよ!?
てか雅也さん!?

その教科書の裏に隠してるその本なんですか!?





ちなみに唯斗は優の前の席だったりする
唯斗は真面目に授業を受けてる。
俺も見習わなくちゃ!!




てか雅也も唯斗もすんごい近くにいたんだね…
↑今さら。





「そういやよ〜(笑)」

「何?忍?」

「この教科の先生めっちゃ面白いんだぜ!!(笑)」



ニシシッと楽しそうに笑っている忍は雅也を指さして

「まぁ見ててみwww」

と言った。




何が面白いのかな?


あ、唯斗が雅也をチラミした…



「チラッ…………Σっ!!!!!!?」




唯斗が雅也を二度見した。
唯斗は何を見たんだろう???



「…………フッ」



Σ雅也が笑った!?
何か優越感に浸っているような…そんな感じの顔だった。


Σてか本当に何見てるの!?



あ、先生が雅也の本当にかすかな様子に気づいてこっちに向かってきた。



「始まる始まる♪あ、涼(笑)あの先生、今川寿樹っていってめっちゃ雅也とのやりとりウケんだぜ!?☆」



忍がいかにも笑いを噛み締めた顔をして雅也に視線をうつした。


それにつられて俺も視線を雅也と先生に向けた。




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