マンマ・ミーア!
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兄弟子たちを亡くしたせいでトンペティ師匠の後継者に選ばれてしまった・・・。
なんか非常に見覚えのある赤い石を託され、ついでにあの戦いの後可哀想に新婚旅行でディオに殺されたジョナサンが守ったエリナさんと赤ちゃんの世話をしつつ、エリナさんが身篭っていたので本格的に赤子の方を引き取り(それも女の子で黒髪だからどことなく私にも似ている)、「エリザベス」と名付けた。
うん、ここまででお分かりの方もいるだろう。そう、私はあのストレイツォに成りかわっていたのだあああ!!
信じられない。何がって・・・つまりそれは私が二部開始のファンファーレを鳴らす重要ポジだったときことだ。
だってストレイツォがスピードワゴンさんを殺そうとしないとジョセフは動かないし。あの「ドイツは世界一イイイイイイ!!」な方にも出逢わん。
だがしかし、つまり私が死ぬことを意味する。
サンタナの前であの人の良いワイルド系なスピードワゴンさんを裏切って石仮面を被る。今はまだ波紋の御蔭でピチピチな20代を保っている私も後20数年もしたら老いるだろう。そのことを憂うつもりはないが被らなければ全てが始まらん。でも被ってジョセフに倒されるんだろう?嫌だな〜私もカーズさまみたい。ワムウとかエシディシとか見たい。
欲に駆られた私は声をかけられるまでぼんやりしていた。
「お母様!」
タタタ〜と駆け寄ってきた美少女に時が止まる。ザ・ワールド!
彼女があのリサリサだということに二部ファンには堪らない。鼻血がでそうです。
ちょっときつめなところももいいよね。原作じゃ紹介だけで登場しなかったジョージ二世も可愛い。しかも泣き虫でよくべス(リサリサの愛称)に「泣かないの!」って怒られているところがいい。二人を並べてると現時点でジョセフのあの度胸はうちの子から受け継いだと断言できる。
「べス・・・・おいで」
抱き上げればすっかり大きくなって・・・。我が子の様に可愛がっているこの子に私がしてやれることはなんだろうか?
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[mokuji]