マンマ・ミーア!


もしも4




そんなこんなで予定より早まった『ジョジョの奇妙な冒険第三部』である。どうしろと?
とりあえず悪ふざけで私のスタンドであるジョナサンにこっちの息子と同じ服(ただし色違い)を着せてみた。


「は、恥ずかしいよ////これ」

やだエロイ!可愛い!正直息子より似合っている。

中は黒だけど、上下は黄色じゃなくて青をチョイスした。息子も結構鍛えていたようだ、筋肉ムキムキね。
スタンドなのに服をチェンジできるのは可笑しいと思われるかもしれないけどね、スタンドはつまり精神との結びつきが強いの。だから私が邪心をもって欲望を叶えようと望めば叶うのよ。だからジョナサンは脱ぎたくても脱げない。

そうそう、ジョナサンのことで一つ問題が生じました。

「母さん!!」

元に戻してと、眉をへにゃりと下げて懇願するジョナサンが私を「母さん」と呼ぶことです。


時はジョナサンに協力を持ち掛けられた後に戻る。
何だか急にもじもじし出した彼にはてなと、頭に疑問符を浮かべていると覚悟を決めたように真っ直ぐ私に向き直って「母さんと呼んでもいいか」と請われた。

え?ザ・ワールドされた気分だ。そして時は動き出すと同時に続けて「ダメ?」と捨てられた子犬のような目で見られて蹴り飛ばすような非情な人間にはなりきれない。いや、ディオならしそうだけど。
気が付けば首を上下に振っていた。あれ?これってジョナサンも息子みたいなものですか?……まあ年齢的に息子と同じだから可笑しくはないし戸籍上はディオもジョースター家の息子だったはずだから・・・。

でも何故だろう……。ディオが知ったら何かとんでもないことが起きそうな気がする。



そんな不安を残しつつ、190センチ台の童顔大男と共に舞台となるエジプトのカイロにやってきました。
あ、因みに仕事は休業中です。




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