暗殺一家宅とミナト班
説明会会場を半壊させたオビトたち。チャクラが使えず念能力を身に着けた私たちだけど、何故か二人とも神威が使えるらしい。二人が揃うと完全体須佐能乎も出せるらしい。あの日初めて知りました。
能力者には普通に見えるけど、非能力者には何もしてないのに天井に大穴が開いたように見えたみたい。うわぁ、ちょっとしたホラーだ。
そして以前カカシが元の世界に帰るための手掛かりを探してて、見つけた情報をイルミの弟さんから受け取るべく私たち三人はイルミの家に向かってます。
特大サイズの門を押し開け、暗殺一家の敷地に足を踏み入れた。
それにしても
「広いねぇ〜」
「そうだな(無駄に)」
「ダネ(無駄に)」
元の世界でもスズのこじんまりとした実家に居候している男達は、スズさえ望めばゾルディック家並の屋敷を建てることが可能なのだとスズは知らない。
片や僅か5歳で下忍、6歳で中忍、12歳で上忍、13歳で暗部入りを果たした超エリート忍者。
片やエリート一族名門うちは出身のボンボン。13歳からはA級首やS級首の忍者を狩って資金調達中。
スズが望めば小国や島国だって買うような大金持っているおっさんたちはスズに関してだけ財布の紐も緩い。
「あ、ミケだ」
「ほんとだ。」
「え、……ミケ?」
そのよくありそうな猫の名前を付けられたゾルディック家の番犬……規格外の大きさに吃驚する。
あ、頭からパクリされそう!
「オビト〜」
「解ってる」
……大丈夫みたい。オビトの写輪眼で大人しくなった。便利だなぁ。
「オビトがいてくれてよかったぁ」
「(…っ!!俺、うちはでよかった!)」
「(今オビトうちはでよかったとか思ってるな)」
スズのキラキラと輝く瞳にオビトは歓喜で身を震わせた。そしてそんなオビトを白い目で見るカカシ。屋敷の監視カメラにはそんな三人組がバッチリ高画質で映されている。
prev next