木下闇更新
2015/08/18 14:18

木下闇で刀剣乱舞

前提
現代におけるうちは一族の社会的地位は上位。千手もしかり。
政府は審神者の適正が出たものを誘拐→身内その他には事後報告なブラック
基本的に適当な説明だけ受けてブラック本丸を任される。


・木下闇主が審神者の場合

以下、既に何人も審神者を始末した呪われたブラック本丸にて


面白そうだとは思っていました。
しかし兄さんたちが留守の時間に誘拐したのは彼らにとって僥倖でしょうか。まぁ説明に赴いた時どうなるかは知りませんけど。

さて、


「なんのつもりですか?」


咽元に突き付けられている刃…その柄を握る青い月のような男の顔は美しいのに醜く歪められています。成程、これがあの有名なブラック本丸とやらの人間嫌いの刀剣男子ですか。


「去ね、幼子よ」

おや、出逢い頭切り付けられなかったのは見た目が幼いからだったのですか。意外と思いやりがありますね。

感心していると殺気が強まった。


でもまぁ私にそんなことをしたら


「後悔しますよ」

「何を言って…?!」


『誰に手を出したか分かっているのか?』

地獄の底から響き渡るような底知れぬ恐ろしい声が頭上から投げかけられた刀剣男子たちは、いつの間にか地面に倒れ伏している自分たちに唖然とする。
何があったか、そして誰にやられたのか。
そこには天下五剣に数えられる美しい刀に匹敵する美貌の男が凍てつくような眼差しで彼らを冷たく見下ろしていた。

付喪神だからこそ分かる、目の前の男は自分たちと似て異なる存在だと。
呪いに詳しい刀剣はその男の恐ろしさに身を震わせた。

コレハナンダ

よく見ると男はここに審神者としてきた子どもとよく似ていた。だがそんな余裕はない。蛇に睨まれた蛙のように、彼らは男の血のように赤く、不思議な模様が浮かんだ双眸に釘付けだった。


「あまり怯えさせては可哀想ですよ、インドラ様」

『可愛いお前に手を出したんだ、死を持って償うべきだろう?』


うちは一族には代々伝わる刀があります。
その刀には一族の始祖という悪霊…失礼、守護霊が付喪神として憑いているそうです。


さて、取りあえず政府を兄さんたちが乗っ取るまでここで大人しくしますか。


インドラによって打ち負かされた刀剣男子たちは決して逆らってはいけない存在を知った。


***

没ネタ

「な、何をしているんですか審神者様!」

「何って…手入れ(物理)ですよ」

「……」


喋る狐…なんてさして珍しくありませんね。色々と器用ですが戦場では役に立たなそうなのでいっそナルトさんから九喇痲でもお借りしたいです。

そして傷ついた刀剣を手入れしているのですが何故か反対されます。

「出逢い頭に主を襲うような刀は刀ではありません。寛大な私はこう考えました、『彼らはどこか壊れているのだと』。修理=手入れだと教えてくれたのは貴方ではありませんか」

「いえ、ですがだからといって素手で殴るとか…」

「心臓を抜き取らなかっただけましだと思って下さい」

「(絶句)」


ブラック本丸の刀剣男子に襲い掛かられる→念で強化した拳でぶん殴る→また襲われる→念で(以下略)
そのうち我慢できなくなって燃やす→溶かして固めて鍛え直す→刀を治す=手入れ

黒刀剣男子たちもそのうち「あれ?手入れってなんだっけ?」状態になる。逆らわなければ普通に手入れ(平和的な方)をしてくれるし、逆らわなければ暴力(物理)もない。
恐怖で支配しているのに前任者の残した澱んだ空気は浄化されているしやってることはブラックなのにホワイト本丸として実績もあるから政府も文句言えない。
勝手にどこでもドアよろしく実家(うちは家)とゲートを繋げられても写輪眼の前では文句のもの字もでないという。

兎に角普通じゃありえないし、悪堕ちキャラ量産一族ならブラック本丸に屈したりしないかなぁというお話。

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