※舞姫パロ
佐助が幸村にお金を借りている状態からスタート
幸村は裕福
佐助はかつかつ
「そう毎日来なくとも良いのだぞ?」
「何言ってんの旦那。俺様を礼儀知らずにする気?それとも…迷惑?」
「いや、そんなことはないが…」
「よかった。じゃあちゃっちゃとやっちゃうからねー」
あれから佐助は毎日のように、僅かなお金をもってうちを訪ねては、掃除、炊事、洗濯と、かいがいしく身の回りの世話をやいてくれる。家事が苦手な某にとってはとてもありがたいのだが、同時に申し訳なくもなる。
「旦那ー。今日は何食べたい?卵残ってるから、卵使うのだとありがたいんだけど」
それでも断り切れないのは佐助のことを少なからず好いているからで、
「では、オムライスを頼む」
自分の浅ましさにほとほと呆れずにはいられない。
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