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「あ、おかえり!」

望の部屋から顔を出してきた俺の同室者
サンタの帽子を被っている

「これは、どうゆうことだ?」

「あ、これ??なんか叔父さんが送ってきた荷物の中に入っててさ!勿体無いから飾ろうと思って」

なるほど
意味は分かったけど

「これ、かぼちゃだよな・・」

どっからどうみても
ハロウィンのあのかぼちゃだ

しかも1つどころでなくたくさんだ
クリスマスツリーにまで何故かいる

「なんかハロウィンとクリスマスって似てるだろ?だから、別にいいかなって」

変装を解いた姿にサンタが似合っている
あ、どうでもいいか・・

「似てないと思うけど・・」

「いいの。それから、今度クリスマスパーティするからな」

「は?なんで態々」
めんどくさいことをするんだ
俺はめんどくさいことは遠慮したいのだが

「楽しいからいいんだよ!!生徒会とか風紀とか此処に呼ぶからな」

「それは困る!!」

クリスマスツリーに悪魔の飾りを飾っていく望
ん?クリスマスってキリストのだよな
悪魔って・・・ダメじゃん

悪魔をクリスマスツリーから取り外すと
むっ、とした顔をする望

「離れて飾れ。かぼちゃの隣とかあるだろ」

**

成り行きで、飾り付けを手伝うことになった
ダンボール4つ分余っていて、既に3つ開けたらしい

「コレ、あっちに飾って!!」

「あぁ」

「コレは此処!!」

「ッ、とどかねぇ・・・」

「もう、俺がやるよ!!あ、とどかない・・」




これは、全部飾れないのでは??







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