八代の家の近くの公園に向った

僕は車椅子だから、態と大げさに足に包帯を巻いた

そうすれば、骨折だって言えば

車椅子を疑われないだろう

八代が来るのか分からない

でも、今日を逃すことは出来ないんだ

なんとなく、そう感じた

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どうしても話したいことがある

お願いだから、碧梨公園に来て

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久しぶりにうつメール
手が震えてなかなか上手く打てず短い文章なのに15分もかかってしまった


まだか、まだかと

彼を待つ












でも、


彼はやってこなかった

1時間・2時間

どれだけ待っても彼は来なくて

「やっぱり、僕のことはもういいんだね・・・」

涙が瞳からこぼれた





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