今までしていたメール・電話を僕は止めた
いつもは返信が来なくても、留守電を入れたりメールしたりしていた
止めたというより、出来なかったんだ
学校にも行かず家で1人
理由は、病気のせいで
体が思うように動かなかったからだ
僕は両親がいなく兄と2人暮らしだ
兄は仕事で昼はいなく
昼は1人ベッドで寝ていた
薬のせいで、嘔吐・目眩が酷く
携帯なんて開けなかったから―――
少しは期待したんだ
僕を心配してメールでもしれくれるかな?なんて
でもね、僕の予想は外れるんだ・・
来ていたメールは3件
兄からだ
『大丈夫か?7時には帰るからな』
『気分悪くないか?欲しいのが有れば言えよ』
『もうすぐ帰るからな、大人なしく待っとけよ』
優しい言葉
嬉しいけれど
八代からのメールがないのが哀しい
本当は
会いたくて
会いたくて
たまらないよ
八代・・・
どんなに思っても、彼には伝わらない
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