「――――ッ!!――だろ!!」

生徒会室から人の声がする!!
彼らが戻ってきたのだろうか

期待を胸に抱き、ドアを開けた


あの愛しい彼と伊藤
そして会計と書記

伊藤さえいなければ、俺は心から嬉しかったかもしれない

「あ!お前此処は関係者以外立ち入り禁止だぞ!!」

俺に気づいた伊藤は近づいてきた
後ろでは驚いた彼と会計・書記の顔

「俺は、生徒会副会長です・・」

「なに!お前、生徒会なのに仕事サボって!!ダメなんだぞ!!」

伊藤の口から信じられない言葉が出てきた

サボった??
え、俺が仕事放棄しているってこと??

「それ、誰から聞いたんですか?」

「神夜が言ってたんだからな!!神夜達すごく困ってんだぞ!!謝れよ!!」

心に深く突き刺さるガラス

神夜・・・彼の名前だ
彼が、俺がサボってるっていったのか

俺は・・・・
彼らのために

彼らと元に戻りたくて・・・

頑張ったのに!!!!!

どうして??

心から思ってもいない言葉か溢れる

「俺がサボってる??貴方は彼らが仕事しているの見たことあるんですか?」

「ないけどッ!!夜になってるって、神夜が」

ほら、ないじゃないか・・俺がやってるんだから

「サボっているのは、俺じゃなくて彼らじゃないですか」

「俺は、生徒会室にずっといましたが彼らが来たのは
 今日が初めてですよ?貴方が来る前までやっていたのに
 元の原因は貴方ですよ」

言葉が止まらない
叫びたい!!トメテ!!俺の言葉を!!

「俺を叱る前に、彼らを叱るべきでは?
 まぁ、原因は貴方ですから、貴方も叱られるべきだと思うんですけどね。
 俺は彼らを尊敬していたのですが、まさか此処まで落ちこぼれるなんて
 思いもしませんでした。人は変わるものですね、良くも悪くも

 残念です」

言い終わった時、心が割れた気がする



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