有り得ないと笑った君 | ナノ


沖田←神楽


もしもの話をするからよく聞くネ。なんだヨ、その目。お前喧嘩売ってるアルか?
ああ、もう!とにかく黙って聞くアル!


例えば私はお前が好きだとするネ。
気持ち悪い事言うなって、うるせーヨ。私だってお前みたいなの気持ち悪くて全然好きじゃねーヨ。
つーか最初に私、もしもの話って言った筈ヨ。これだから馬鹿は嫌いネ。


まあいい、聞くアル。今度口出ししたらお前の頭をぶち抜くからな。
…お前も私が好きだとするネ。
なんだよその顔。ありえないって?お前みたいなクソガキに私の魅力が分かってたまるもんかヨ。


そんで私達は付き合う事になるネ。
付き合うっつーよりお前は私のパシリになる方がいいアルな!
へーへーってお前聞く気ないだろ。最後までちゃんと聞かなきゃまじで殺すアルヨ。


でも私はモテモテなの。お前はそれにヤキモチ妬くアル。俺の神楽様がって。
いちいちありえないって言うのやめろヨ。


で、お前は私に反吐が出るくらい甘い言葉を囁くアル。うわ、想像したらかなり気持ち悪いネ。
どんな言葉って?そりゃ…、す、好きとかそんなんに決まってるアル。
何笑ってるネ。本当うぜーなお前。
そんでお前の隣にずっと寄り添いながら生きていくのヨ。
またありえないってお前本当そればっかアルな。


ちょっと、まだ話は終わってないアルヨ。どこ行くネ。
ああ、彼女サンのところアルか。
チッ。イチャイチャしやがって、お前ら本当早く破滅すりゃいいのに。


あ、ちょっと怒った?お前も案外単純アルなー。
おら、さっさといけヨ。彼女待ってんだろ。なんだよその顔。気持ち悪いアル。
お前の照れ顔とかこの世で1番見たくないネ。きっしょくわるい。

………なんだヨ。あんなに幸せそうな顔しやがって。





(私がお前を"好き"だってまだ君は知らずにいる)




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