土方と沖田と山崎と初期沖田




「おい、そこの地味なやつ」

「何ですか沖田隊長…、てゆか地味なやつとかやめて下さいよ!地味に傷付くので」

「地味が地味とか言うんじゃねーよ」

「なんなんですか!!別にそれぐらい言ったっていいでしょうが!!」

「そんな事より聞いてよ」

「…なんですか」

「土方ってあたしの事どう想ってるんでしょうね」

「どうって…、本当鈍感ですね」

「大、切なのかな?」

「あのねえ、副長が隊長の居ないところでどれだけ貴女を大切にしてきたか知らないで」

「キャアアア!!!山崎に襲われるー!誰か助けてー!!」

「ちょォォォ!な、なんて事するんだよ!!」

「これで心配して土方が来たらあたしの事想ってくれてるって考えて良いよね…!」

「何照れてるんですか!今それ以上に俺の身が危ないって事分かってるんですか!?」

「…あー、やっぱ来ないだろうなー」

「…そんなに落ち込まないでも3秒以内に来ま」

「山崎コラアアアア」

「ほら来たアアアア!ああもう!副長違います!これは沖田隊長が勝手に…」

「山崎腹出しなせェ、切り刻んでやらァ」

「あああああ!シスコンの方忘れてたアアアア!だから違うんだってば!」

「…うっ、山崎が…グスッ、あたし、怖かっ、た!」

「てめェェェ!!ぶち殺す!」

「ふざけんなバカ!なんて事するんですか!!頼むから火に油注ぐような行為はやめてください!」

「だって面白いじゃん」

(あ、この目は駄目だ。これ、完璧にドSスイッチ入った)

「さっきまで恋する乙女だったのにチクショオオオ!」

「あ、コラ!山崎逃げんじゃねーやィ!」

「テメ、まて山崎!」




勘弁して下さい!
(いい加減俺を使って遊ぶのは!)




2011/1107






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テーマ「人外ファンタジー」
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