坂田×高杉



「オイ」

「……」

「オイ!」

「え?あぁ…、晋ちゃんか。ちっちゃくてわかんなかったわ」

「てめぇぶった斬るぞ」

「で?なんですか?」

「なんですかじゃねえよ。なんだよコレは」

「何って牛乳だけど?」

「お前俺を馬鹿にしてんだろ」

「シテナイヨ」

「なんで片言なんだよ本当ウゼェ」

「だってお前、ほら、一応オブラートに包んで言うけどちっちゃいじゃん」

「もろにストレートに言ってんじゃねぇか。オブラートに包む気なんて皆無だろ」

「うるせーんだよ、チビ助。お前そんなんだから身長伸びねぇんだよ。すぐにそうやってイライラするとね、身長縮むんだよ」

「まじでか」

「まじな訳ねーだろ、お前は馬鹿ですか」

「お前の天パ毛根から引き抜いてやろうかァ?」

「すいまっせーん!!本当すいまっせーん!!」

「…それより俺は牛乳なんて飲まねェからな」

「なんでよ」

「なんでって…、まずいからだよ」

「ちょ、この歳で好き嫌いとか!おま、これだからボンボンは嫌いなんだよ!!嘘だよ好きだよ!」

「俺もお前の事嫌いじゃねェよ」

「うっわ、なにこの子超可愛い。ちょっと牛乳飲まなくていいから銀さんの牛乳を飲みなよ。つか飲めよ」

「本当きめぇ、触んな。天パうつる」

「うつんねーよ!!俺の天パそんな感染能力ないからね」

「じゃあキモいから触んな」

「傷ついたわー、本当調子のんなよお前。犯すよマジで」

「うるせー喋んな」

「てゆかお前が牛乳飲まないならどうすんだよコレ。俺いちご牛乳専門だから飲めねーよ」

「お前だって好き嫌いしてんじゃねえか」

「コーヒー牛乳だって飲めるわ!!」

「黙れ、さっさと牛乳飲め」

「いやいやいや、銀さんコレ以上身長伸びる必要ないし?どちらかと言えば晋ちゃんのが牛乳を必要としてんだろ」

「……お前は俺を怒らせた」

「ちょ、牛乳押し付けんな」

「飲めよ、満足するまで飲めよ」

「ふご、ギャアアアア!!!」




(もう二度と言わないと心に誓いました)





2011/03.30










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