山崎+初期沖田(←土方)



「…沖田さん何やってんすか」

「おー、山崎。何って見たらわかるだろ?」

「いや、沖田隊長がチャイナ服着てる事ぐらいしかわかりませんよ」

「色仕掛け大作戦」

「…また副長からかって遊ぶんですか」

「うん。ちなみにこの服はあのくそチャイナから借りた。これ着て襲われて来いって。あたしが土方を襲うほうなのにね」

「いや多分隊長が思ってる襲うとチャイナが思ってる襲うは違うと思うんですけど。つーかあそこはどういう教育してんだ」

「はは、無理無理!土方があたしを襲うって…。超笑える。あんなヘタレが無理に決まってる!」

「あんた副長の気持ち分かっててやってんすか?」

「土方の気持ちって何?あいつの気持ち考えるとか無理。気持ち悪くて吐き気するわー」

「……一応副長も男だって理解してたほうがいいですよ」

「きっしょ。あたしは1番隊の隊長だよ?あんまなめてんじゃねーぞ」

「…副長可哀相」

「あ?」

「なんでもないデス!」

「それより山崎、これどう思う?土方どうにかできると思う?」

「あんたは副長にどうしてもらいたいんですか!」

「部下に手を出す上司とか超笑えない?」

「……」


「これで隊士達の信頼はガタ落ちだよね。真選組から土方を抹殺できるよね」

「…本当悪趣味ですね」

「なんとでも。それより山崎あんた撮影お願いね」

「なっ!嫌ですよ!つーか写真なんか撮って何するつもりなんですか?」

「新聞の見だしは鬼の副長、部下にコスプレさせる!?で決まりだよね」

「もう何も言わなくて結構です。何をするかよく伝わりました」

「分かったからしっかり写真撮ってよね」

「あれ?俺さっき嫌っていいましたよね?」

「てめえなんぞに拒否権があるとでも思ってんのか?」

「ちょ、ふざけないで下さいよ!そんなんしたら俺確実に副長に殺されますよ!」

「今殺されるよりかはマシだと思わない?」

「すいません本当勘弁して下さい。あと刀もしまってください」

「いい返事がもらえるまで無理」

「誰か助けてェェ!!!」



(良いことなんて一つもない!)




2011/03.28







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