※R18注意。









「わあ、やっぱりとーっても、よく似合いますねぇ。可愛いっ!!」


スクール水着を着て、那月の前にいくとそれはもう凄い喜んで、ケータイを取りだし写真を撮り始めた。今更なのでもう何もいわない。どうとでもなれ。水着はサイズがぴったりだった。いつも思うのだが、どうして那月が持ってくる服とかはいつもサイズがピッタリなんだろう。同性だし、大体のサイズぐらいなら分かるかもしれないが、こうも毎回合っていると少し怖い。私の背が中学生以来殆ど変わっていないせいかもしれないけれど。那月は一通り撮影し終わって満足したのか、翔ちゃん可愛い大好きっ!と力一杯抱き付いてきた。身長差があることもあって完全に那月の胸に埋まる。危うく窒息仕掛けて、腕を突っぱねて漸く少しだけ解放される。でも腰に回された腕はそのままで近いことには変わりない 。抗議するために、顔を見上げると予想外にうっとりした表情の那月がいて、色気のある艶っぽい瞳をしていたから、背筋がゾクッとした。腰を撫でる手にも変に反応してしまい、那月のスキンシップが激しいのは何時ものことだと平常心を保とうとしてあるのに、耳元で息を吹き掛けるように囁かれるとそれも上手くいかない。


「…ほんとうに、可愛い…」
「なっ!?わかった!もうわかったから、いい加減、離せ!」
「翔ちゃんは恥ずかしいっていうけど、そんなことないです」


私の抗議はスルーされて、こんなに可愛いのに、と胸の辺りを擽るように撫でられる。背筋がゾクッとして、肩を押して距離を取ろうとするのに今度は胸を柔く揉まれて力が入らない。おかしいだろ、女の子同士でこういうスキンシップをふざけてとることもあるけど、明らかに雰囲気が違う。服越しに触られるよりも水着だとより肌に近くて直に触られているかのように錯覚してしまう。 水着の上からも胸の突起がわかるぐらい立ち上がってしまい、摘ままれると今までに感じたことのないような甘い痺れが背筋を抜けて、膝が震える。肩を押す手も掴まるだけになり、息が乱れて、変な声がでる。グリグリ押し潰されると完全に力が抜けてその場に座り込んだ。
那月も一緒に座り込んできて、熱い息が耳に掛かった。


「はぁっ…那月、や……っ」
「……翔ちゃん、どうしよう…もっと、翔ちゃんに触りたいです」
「んっ、何言って…ぁ、」額に音がするように口付けられ、真っ直ぐに見つめられる。甘く、潤んで揺れた熱っぽい瞳にドキッとした。そのまま頬にもキスされて、次は頬にゆっくり手を宛てられる。どうしよう、今ならまだ。女の子同士のいきすぎたスキンシップでギリギリ、許されるかもしれない。 私が本気で嫌がったら、那月は止めてくれると思う。冗談です、って言って笑顔を張り付けて。人に拒絶されるのに誰より傷付く癖に。それを思うと、先程とは違う痛みが胸を襲う。でも、受け入れられるかと言われたら、私の常識とか日常から離れ過ぎていて踏ん切りがつかない。鼻の先の触れるか触れないかの所に今度はキスされて、那月がふわりと笑った。でも目はやけに真剣で、奥の熱が覗いていて、見たことがないような色に魅せられてしまう。顔が再びゆっくりと近づき、大好きです、とどこまでも甘く囁かれたら私はもう、観念して目を閉じるしかなかった。











「っあ、なつ、き…それ、やぁ…」
「ん…翔ちゃん気持ちいい?」
「やあっ!そこで、喋んなぁ」



水着の布地ごと乳首を食まれて、耳を塞ぎたくなるような自分の声が洩れる。抑えるために唇をぎゅっと噛むと、口付けられて呼吸ごと奪われる。唇が柔らかいなんて思う隙もなく、生暖かい舌に上顎を舐められて思考まで犯された。脇から手を入れられて、直に触られると足先まで快感に襲われて声を上げるしか出来なくなる。半端に脱がされて、片方は強く引っ張られて、反対は軽く歯を立てられる。普段、のんびりしている癖になんでこんなに手際良いんだよ。体の奥がじりじりと甘く疼く。友達で、女の子同士でこんな、いけないことなのに、気持ちいい。体はもっと快感を求めて仕方がないのに、頭がまだついていかない。待って欲しくて、手を伸ばすのに那月の服に縋りつくだけになってしまって。心臓なんかとっくに壊れそうだった。


「ふあ、っん……ひゃぁ、アっ」
「ふふっやっぱり可愛い…色だって、綺麗なピンク色で…」
「あン、へ、変なこと言うなぁ!」


耳を塞ごうとすると今度は手を掴まれて、変わりに耳を舐められた。耳の穴に舌を入れられると頭に直接水温が響いておかしくなりそう。耳、だめだ。自分が耳が弱いなんて知らなかった。快感からか羞恥からか涙が滲んで視界が歪む。口も閉じていられなくて、だらしなく開いたままひっきりなしに高い声を上げるだけで。顔の熱も上がる一方で見れたもんじゃないだろうに、目が合うと那月はこちらがドキッとするぐらい艶やかに笑った。そしてもう何度言われたかわからない可愛いを言われて、太股を撫でられる。股の内側をさすられてそれにすらビクビク反応してしまい、脚を閉じようとするのにその前に手が脚の間に入り込み、誰にも触られたことのない所を指先で刺激された。



「ひゃ!那月、待って……っ」
「大丈夫……もっと、気持ち良くなれるから。それにもうこんなに…」


だから大丈夫じゃないんだよ!叫びたいのに、水着をズラされ直接指を入れられるとくちっと粘着質な水音がして、只の嬌声に変わってしまう。秘所を弄られて体の奥の熱に更に火が付いたみたいで、怖いぐらい気持ち良い。辛うじてあった理性が飛びかけて恥ずかしいことを言ってしまいそうになる。またつぷっと粘液がそこから零れて脚に垂れるのを感じ、那月の指先を汚す。ね?と那月に指先についた愛液を見せつけられて、これ以上ない羞恥で顔が赤く染まる。恥ずかしい、無理。そう言うのに体が疼きすぎていて。未知への恐怖と、更なる快感。崩れかけた理性で天秤にかけたら、どちらが重いかなんてわかりきってる。
那月の服を掴んで引き寄せ、自分からキスをする。那月は最初、驚いたみたいに目を開けたけど、すぐに応えてくれて目を閉じた。私もぎゅっと目を瞑って舌を絡める。私からした筈なのに、やはり途中で那月に主導権を握られてしまって。飲み込み切れなかったどちらのものかわからない唾液が口から漏れて、顎を伝う。那月ばっかり、余裕でずるい。離れる際にそれも舐め取られるのを霞む視界の中でぼんやり見つめた。
そして割れ目をなぞっていた指先が更に奥へと侵入し、指がナカに差し込まれる。自分でも触ったことのないそこは、かき混ぜるように内壁を擦られるときゅうきゅう指を締め付けた。


「っひゃ!ぁアっ、な、つき…」
「はぁ……翔ちゃん、気持ちいい?」
「ふぁ、ん、…きもち、いい…あっ」



絶対恥ずかしくて言えないと思っていた言葉を思わずいってしまい、顔を背ける。恥ずかしさより何より快楽が勝って、理性なんかもう完全に残っていなくてただただ声と吐息を漏らす。ぐちゅぐちゅいやらしい音を立てられ、それすら熱を加速させるだけで。那月のいつもより荒い吐息が首にかかって、胸に手を宛てる私と同じくらい鼓動が早くて安心する。ぎこちないけれど、先程那月にされたように胸を触ったり服の中に手を入れ直に触ると、那月からもあっと甘えるような声が漏れた。余裕を崩せたのが嬉しくて更に突起を擦ると、仕返しみたいにアソコを強く摘まれてひゃあっと高い声をあげて足先までピンと力が入る。ナカの指を増やされ、敏感な箇所をつつかれたりで意識が霞みかけ、あと少しで堕ちるーと言うところで、指を引き抜かれる。ナカが物足りなさで収縮するのを感じ、奥が疼いてしょうがない。どうしたのかと那月を見上げると、



「…私のも、触って?」



そう言うと那月は立ち上がって下着を脚から抜いた。脱ぐ時に下着から銀色の糸が引くのが見えて、私を触って興奮していたんだと恥ずかしいような、嬉しいような、むず痒い感じがする。そのまま私の愛液で濡れた手に掴まれて那月の秘所まで導かれる。そこはやっぱり濡れていて、熱くて。導かれるままに指先を伸ばして縁をなぞると那月からも甘い声が上がった。那月の真似をして内壁を刺激すると、粘液が垂れて指先が濡れる。感じてるんだと嬉しくなって、もっとと指を差し入れると、再び私のナカに指を入れられて激しく動かされる。ちょっとの間触られてなかっただけで余計に体が疼いて。与えられた刺激に喘ぎながら、那月にも気持ち良くなって欲しくて私も指を動かして芯を弄った。


「あんッ!なつ、きぃ、ぁ、あっ!ひぁ、ン」
「はあっ、ン…翔ちゃ、翔ちゃん!…ふあ、」


どちらのものかわからない水音と衣擦れと荒い息。全てが興奮を加速させて。私は水着で、那月は殆ど衣服に乱れのない格好で、何だかおかしい。おかしいのに。そんなことが気にならないくらい身を任せて快感に酔う。互いの奪い合うようにキスをして舌を絡めて。意識が霞みかけ、脚が痙攣し体の限界を伝える。もう、無理だと伝える為に空いている方の手で那月に手を回した。


「……アァっ!む、り……もっイクっ!イッちゃ、」
「う、ン…わた、しも、…一緒にイこう?」
「ひっ、あ、アァっ!」



那月の返事を聞くか聞かないか、視界が真っ白になって爪先まで全身に痺れが走る。ナカがぎゅーっと那月の指を締め付けて激しく収縮を繰り返し、愛液がたぷっと大量に溢れた。那月も達したみたいでナカの指をキツく締め上げ、浅くて荒い呼吸を繰り返している。指を引き抜かれて、私も引き抜くと手を那月の背中に回してぎゅっと抱き付き、そのまま自然にキスをした。先程の情事の名残が垣間見える、甘いキス。友達では有り得ない、恋人同士しか許されないような。
漸く顔を離すと、強く抱き締められてベッドに倒れ込む。頭を抱え込まれて、頭上から物凄く幸せそうな声で、翔ちゃん愛してますと呟かれて、恥ずかしさを隠す為にさらに那月の体に顔を擦り寄せた。