「空いてないじゃないですかっ!」







ここは従業員さんが作ることになっていて、ご飯を作る手伝いをするだけだった。オサムせんせ、何も言ってなかったけど良く考えたら従業員さん沢山いるよね。





「名前ちゃんがおってくれて助かるわ」

「いえいえ、こんなことしかできませんよ」

「たくさんのご飯を作るのは慣れとるけど、大変なもんは大変やねん」

「そうですよね。2日間お手伝いしますので、よろしくお願いします」



ここの人はみんないい人だった。今日の夜も明日の朝も頑張ろう!最終日は私だけで作ろう。



「腹へったー!」

「金ちゃん!おつかれ!」

「名前ー、飯ー」

「みんなお疲れ様」



練習から帰ってきたみんなはぐったりしていたけど、ご飯を目の前にすると元気になった。さすがだな...



「名前、お前も手伝ってたんやろ?おつかれさん」

「謙也先輩!ありがとうございます」

「飯、食えよ?」

「食べますよ!光のとなり行こうっと」

「おっ、俺の隣でも...ええん、やで?」

「空いてないじゃないですかっ!」

「嘘やろっ!?さっきまで誰もおらんかってんのに...」

「光の所に行くんで大丈夫ですよ?」

「白石と金ちゃんかよ...」

「今度は空けといてくださいね?」



立って話していたわたし達は席に着くことにした。









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