とぅ
確かに「行きます」とは言った。けど、その日の放課後になんて言ってない!
「やあ、よく来たね」
「あ!赤司くん。お久しぶり!」
「名前っちー!会いたかったッス!!!」
「涼太は昨日も会ったよね?」
「足りないッスー」
「涼太、名前に話があるんだ。2人にしてもらえないか?」
そんな赤司くんの言葉に少しドキッとしたけど多分マネージャーのことだろうな。
「マネージャーのことなら、何度も断ってるんだけど...」
「桃井から聞いた。けど、涼太の世話は名前に向いてると思うし、涼太の憧れてる''青峰大輝''も見てみたいと思わないかい?」
「そ、それは、少し気になってるとこなの...青峰くん、どんな人なのかなー?って」
「なら、マネージャーになってみるのもありじゃないか?もちろん、一軍のね」
「え、いきなり一軍なんて...」
「涼太もこの間上がってきた。だからこそ名前に任せたいんだが」
「えーっと...」
もう、仕方ないよね。赤司くんには逆らえないから。去年も文化祭の実行委員を一緒にやろうってなって、なんか雰囲気に圧倒されて断れなかったような...
「わ、わかった!私やるよ」
「よかった。名前がいてくれたら助かるよ。」
「そ、そんな!私しっかりしてないし」
「涼太のことになると別だろ?」
「そ、それって...褒めてる?」
にっこりと笑って「もちろん」と答えた。
「あ、大輝ならあそこにいるよ」
赤司くんの綺麗な指の先を辿ってみる。そこには髪が青くてガングロの背の高い人...
「こわい...」
「見た目はね。話してみるといいよ」
そういうと赤司くんは青髪ガングロくんのところへ私を押した。
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